美術活動について

 

 

成清北斗は以下の考えのもと、美術活動に取り組んでいます。

 

 

みることの実践として

世の中のあらゆる出来事に対し問いをたてることが、制作の動機です。既存の定義やシステムに依存をすることは「みること」を疎かにするでしょう。自ら思考し、仮説を導き出すことが「みること」の実践であり、そのことが我々の存在について考える術となると考えています。また、伝達の手段として作品化することで、鑑賞者にとっても「みること」を体験するきっかけとなることを目指しています。

 

 

コミュニケーションの手段として

コミュニケーションの重要性がさけばれる今日において、「できごと」として美術を用いることは、人やモノの関係性を築くきっかけとして有効です。また、つくるという機会は人々の主体性ある行動を必要とするため、そこで得た「気づき」の経験は日常の生活に還元されると考えます。

 

 

社会の役割を果たすために

 

私は、アーティストの在り方は、時代や社会によって変化することが当然であると思います。そこで、現代における美術家の在り方を、自らの活動を通じて実証したいと考えています。美術を含む社会総体の視点から、美術に携わる人間が果たすべき役割および美術の可能性について探求することを目指しています。