「空洞/うつほ」

(オリジナルキャプション)

 

インスタレーション 

手榴弾として製造された陶器を継ぎ合わせたもの、 映像

 

 

「うつほ」から、そこにあるさまざまなできごとや意味について思考すること。

 

うつほ【▽空/▽虚/▽洞】:空っぽであること、空洞などの意味。

 

 

オブジェクト  

 昭和20年頃に手榴弾として製造されたが、使用される事なく、投棄されたまま今日に至った陶器の断片を継ぎ合わせたもの。

 戦時下、兵器製造のための金属不足が深刻となる中、陶製花瓶の兵器転用という陶芸品制作元の提案により、軍主導で開発された陶製手榴弾は、現在その一部が、陶器そのものの美しさや、平和を語りつぐという意義から、元来の用途である一輪挿しとして用いられるなどしている。造形および造形物の意味の変遷である。

 

映像

 歴史的な事柄を題材に、造形を通じ、「つくること」、「つくられたもの」の意味について考えてもらうためのワークショップ。(映像作品制作のため、参加者に、参加と出演の協力をしてもらった)

 <行程>

  1.陶器(陶製手榴弾)の金継ぎ(修復)作業をしてもらう。

  2.次に、同様の形態のものを新たに造形してもらう。

  3.最後に、1の陶器の背景を説明し、改めて2でつくった造形物やその使用目的について考えてもらう。

※この映像作品では、上記行程の1のみを編集し、提示している。(実際に、1の段階において、参加者は陶器の背景を知らない)つまり、企画の本意を省略(見えなく)することにより、鑑賞者にとって、このワークショップが全く違った内容にもうつりうるという可能性の提示である。それは、参加者の体験と同じく、鑑賞者に向けた「意味」に対する思考の共有を目的としている。

 

「空洞/うつほ」

(オリジナルキャプション)

 

インスタレーション 

手榴弾として製造された陶器を継ぎ合わせたもの、 映像

 

 

「うつほ」から、そこにあるさまざまなできごとや意味について思考すること。

 

うつほ【▽空/▽虚/▽洞】:空っぽであること、空洞などの意味。

 

 

オブジェクト  

 昭和20年頃に手榴弾として製造されたが、使用される事なく、投棄されたまま今日に至った陶器の断片を継ぎ合わせたもの。

 戦時下、兵器製造のための金属不足が深刻となる中、陶製花瓶の兵器転用という陶芸品制作元の提案により、軍主導で開発された陶製手榴弾は、現在その一部が、陶器そのものの美しさや、平和を語りつぐという意義から、元来の用途である一輪挿しとして用いられるなどしている。造形および造形物の意味の変遷である。

 

映像

 歴史的な事柄を題材に、造形を通じ、「つくること」、「つくられたもの」の意味について考えてもらうためのワークショップ。(映像作品制作のため、参加者に、参加と出演の協力をしてもらった)

 <行程>

  1.陶器(陶製手榴弾)の金継ぎ(修復)作業をしてもらう。

  2.次に、同様の形態のものを新たに造形してもらう。

  3.最後に、1の陶器の背景を説明し、改めて2でつくった造形物やその使用目的について考えてもらう。

※この映像作品では、上記行程の1のみを編集し、提示している。(実際に、1の段階において、参加者は陶器の背景を知らない)つまり、企画の本意を省略(見えなく)することにより、鑑賞者にとって、このワークショップが全く違った内容にもうつりうるという可能性の提示である。それは、参加者の体験と同じく、鑑賞者に向けた「意味」に対する思考の共有を目的としている。